エナ麻生ARTクリニック

エナ麻生ARTクリニックの検査・治療案内 不育について

東京以北で最初の着床前診断を成功させた経験を持つ医師が、自身の知識と学会などの最新情報を併せてより良い検査・治療法をご提供いたします。

さっぽろ不育症・着床障害
コンソーシアム

エナ麻生ARTクリニックの不育について

札幌の不育症・着床障害の研究グループ「さっぽろ不育症・着床障害コンソーシアム」に所属する他施設とも連携してより良い医療をご提供いたします。当院の医師は2名ともに日本生殖医学会認定生殖医療専門医です。

丁寧な問診と遺伝カウンセリング

エナ麻生ARTクリニックの不育について

ご夫婦に30分以上の時間をとってじっくりご質問などを頂きご回答いたします。遺伝(染色体)が原因の不育症やその他の生殖関係(不妊・不育・月経異常等)に関するご相談(遺伝カウンセリング)を承ります。

不育の検査・治療に対する基本的な3つの考え方

ガイドラインに従い実施

学会等でエビデンスが証明されている(有効性が明らかである)検査・治療はガイドラインに従い実施します。たとえば、抗リン脂質抗体症候群、子宮中隔、染色体構造異常が原因の基本検査で、その他、血栓素因、内分泌異常などです。

新しい検査・治療を積極的に導入

エビデンスはまだ十分ではなくてもこれから証明される可能性が高い検査・治療も患者様のご同意が得られれば積極的に導入の予定です。この場合は、出来るだけこれまでの関連論文・学会報告をご紹介し説明いたします。

専門家と連携した心のケア

上記二つはガイドラインには登場しない抗リン脂質抗体、免疫異常、子宮内膜の慢性炎症などに対する取り組みです。もう一つの重要な取り組みとして、専門家と連携して心のケアについても対応することです。これは心の平穏が不育症や着床障害の患者様にとって必須のことだからです。なお、近年注目されているTLC(テンダー・ラビングケア)については、他に先駆けて既に取り入れています。さらにgrief care(グリーフケア)の観点からの対応もいたします。

不育症と着床不全について

不育症・着床不全とは

不育症とは、妊娠はされますが、流産や死産を繰り返し、赤ちゃんが授からないご夫婦に対する病名です。着床不全は体外受精で良好受精卵を何度移植しても妊娠しない場合です。不育症と着床不全はかなり共通する部分があります。

不育症の頻度は全ご夫婦の1〜6%に存在すると言われていますが、まだ北海道では、専門外来を開設しているところが少ないのが現状です。外来担当医の一人である遠藤は長年札幌医大で不育症遺伝外来を担当し、東京以北で最初の着床前診断を成功させた経験と、原因不明不育症に対する免疫グロブリンの治験も行って来ました。また遺伝や免疫関係の学会にも積極的に参加し最新情報を入手しています。

流産の原因

流産の原因には幾つかありますが、最も頻度が多いのは、受精卵の染色体異常です。この場合の対応は着床前スクリーニングですが、日本ではまだ認められていません。ただ、染色体正常の受精卵を移植しても妊娠継続は60~70%です。残りは、免疫異常、子宮内膜の問題、子宮機能の問題、ホルモン環境などが原因と考えられています。

系統的検査・治療・対応

専門的な言葉が多くございますが、必要な内容はしっかりとご納得いただけるようご説明させていただきます。さまざまな角度から妊娠・出産へ向けた検査・治療方法を探り、最善を尽くさせていただきます。一部検討中のものも含み、他院との連携で実施するものも含みます。

不育症基本検査
一般検査
特殊検査
基本的な治療

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